何もないこと

があります

2つの「知的探求の世界」について

0. はじめに

www.adventar.org

 

これは、klis Advent Calendar 2016 15日目の記事です。 

klis15のこびゃーしです。

さて、今回は「知的探求の世界」(以下、知的探求)を2つ受けた話をします。

1. 知的探求とは

klis開講の講義です。詳しくは、klisのシラバス(p.173~ とか p.196)を見てください。

2年次から取れる講義ですが、ちょっと異色で取っている人が少ないです。

他の講義と違う点は...

  • 1年間にわたって少人数クラスで実習を交えながら少しディープな知識を学べる
  • 先生との距離が近めで関連分野のいろいろな話(雑談に近い)を聞けたりできる

というような理解をしています。(他にもいろいろ良い点はあります。詳しくは君の目で確かめてくれ!) 

偶数年度 or 奇数年度のみ開講のものもありますが、今回は、I-2とI-5について書きます。

ざっくり言うと...

という感じです。

 

2. 履修のしかた

どちらの講義も、受講者たちの時間割のスキマに開催される形で行われます。

受講意志の確認や時間割調整のために、それぞれの先生でミーティングやメールのやり取りを通じて履修を決めていく形になりますので、シラバスをよく確認してください。

受講が決まれば、普通に履修登録システムに登録します。集中講義などの欄に表示されます。

僕の場合

知的探求2と5は、どちらもプログラミングを学んでいきたい人が取りたい内容(だと思う)なので、両方履修したいところですが...

klisのシラバス p.194にもあるように、名前にハイフン + 数字が付いている講義(hogehoge-1 と hogehoge-2 など)は、重複して履修できません。

僕の場合は、先生と相談して片方は履修せずに参加させていただくという形で、両方の講義を受けることができたので、参考までに。

 

3. 知的探求I-2について

3.1 どんなことをやるのか

受講者には、通販サイトの商品データやレビューなどが登録されたデータベースへのアクセス権が与えられます。このようなデータに対して、RとかMeCabとかを使って解析して、なんらかの傾向とか仮説とかを示して、発表する。

3.2 やったこと

特に、与えられたデータを使わなければいけないという縛りはありません。

僕の場合は、ここ3年のオリコンの上位楽曲とVOCALOIDのランキング上位曲を比較して、”歌詞”をデータとして解析をしてみました。

流れとしては...

RubyとNokogiriでランキングのデータをスクレイピング

そのリストを使って歌詞サイトで検索、歌詞をスクレイピング

形態素解析したり、ネガポジ判定してみたりする。

という感じです。

ここでは、スライドから何枚か引用して終わります。また、もう少し深く調べることがあれば個別に記事にしたいですね。

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  図1. これぐらいのデータ量でやりました。

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 図2. VOCALOID人気楽曲には長さ10数分の曲とかがあったりする。(歌詞の行数や文字数が多いデータ)

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 図3. よく出てきた代名詞。左がJPOP。右がボカロ。Freqは10,000形態素あたりの頻度。

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 図4. よく出てきた形容動詞。

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 図5. ネガポジ情報付きの辞書をもとにした曲ごとのネガポジ度ヒストグラム。ボカロのほうがネガの傾向。

3.3 感想

解析するデータを自分で選べば、ある程度好き勝手に自分の調べたいことを調べられるので、ビッグなデータを解析してみたい人にはおすすめです。

なんとなく自分の仮説に近いっぽいグラフが出てくると面白いです。

klisの2年生ではあまり触る機会がないRとかMeCabなんかを実践的に使いながら学べるし、仮説を立ててデータを解析して結論を出すという研究っぽいことの練習もできます。主に3年生向けに、論文を書くチャンスなんかもあります。

そういったことがやってみたい人は是非。

 

4. 知的探求I-5について

4.1 どんなことをやるのか

オープンソースなコードを拾ってきて読みます。

今回は、Linuxのコマンドのソースファイルを読んでました。

自分の担当するコマンドを決めたら、順番が回ってくるたびにソースコードを読んできて、パワポで解説をして、質疑応答をするというような流れです。

4.2 感想

普段使ってるコマンドの実装を読むというのは、結構ためになる気がします。

C言語を読むことができるので、klisでは扱わないC言語を触ってみたいという人におすすめです。あとは、OS(主にLinux)がやってる処理とか、メモリの管理とか、型の概念とか、klisで学ぶプログラミング言語しかやってないと意識する機会の少ない知識が身につくので、そういった分野に興味のある人には良いと思います。

シラバスを見るに来年度は開講されないっぽいですが...

 

5. まとめ

 知名度が低い印象のある知的探求について、ざっくり書きました。(僕も知り合いから教えてもらうまで知りませんでした。)

klis開講の講義で、2年次から履修できる、実習しながら深くて実践的な知識を得られる講義は貴重だと思うので、もう少し宣伝というか、周知に力を入れてもいいんじゃないかと思います。

少なくとも、僕が内容を知っている知的探求2と5は取って損のない講義だと思います。来年度の2年生、3年生は、もし興味を持ったなら是非是非。

それでは。